「貴婦人と一角獣展」に出てくるうさぎたち

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東京・六本木の国立新美術館で開催されている、上記タイトルの展覧会を鑑賞してきました。 約500年前にフランスで制作された6面からなるタピスリーが展覧会のメインになっています。

このタピスリーが海外に貸し出されるのは30年前のアメリカ以来2度目とのことで、非常に希少な機会であるといえます。6面のタピスリーはどれも大きくその神秘的な絵柄と相まって圧倒されるものがあります。 6面のうち5面は人間の五感「触覚」「味覚」「嗅覚」「聴覚」「資格」を表し、残りの1面「我が唯一の望み」が何を意味するかはいまだに謎に包まれています。

タピスリーにはタイトルのように貴婦人と一角獣を中心にたくさんの動植物が描かれています。 鳥類(キジ、サギ、ハヤブサ、カモ、ヤマウズラ、カササギ、インコ)、哺乳類(犬、ウサギ、キツネ、ジェネット、仔羊、ヤギ、サル、獅子の子ども、ヒョウ、チーター、幼い一角獣)、また植物も多種に渡って描かれています。

哺乳類の中で最も数多く描かれているのはうさぎです。 うさぎは6面のタピスリーすべてに登場し、30以上が描かれており、多産の象徴でもあります。 体色はベージュがかった無地で腹部や尾が白っぽい個体も見られます。 うさぎが描かれた位置を見てみると、捕食者の近くに描かれているものも多く両耳を直立し、常に周囲を警戒しているようにも見えます。捕食者から身を守るには反撃せずに俊足で逃げるしかないという非常に弱い立場であることが伺えます。

しかし中には後ろ足で立ち上がり、猫のように顔を洗ったり、リラックスしているものもいます。 その神秘的な絵柄に上手く溶け込んだ可愛らしいうさぎが、今にも動きだしそうな、まるで生きているかのようにさえ見えてきます。

中世ヨーロッパでのうさぎが果たして現在のように愛玩用として飼われていたのかははっきりとしませんが、非常に弱い立場の生き物であることは事実です。

貴婦人と一角獣展
http://www.lady-unicorn.jp/


    • A.触覚

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載っているウサギ数:2
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    • B.味覚

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載っているウサギ数:5
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51-B_s40-B_s

 


    • C.嗅覚

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載っているウサギ数:4
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    • D.聴覚

聴覚_s

載っているウサギ数:6
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    • E.視覚

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載っているウサギ数:8
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    • F.我が唯一の望み

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載っているウサギ数:7
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44-F_s46-F_s52-F_s